悲しい想い出は 忘れなくていいよ。 大切にしまっていたらいい。 前に進む勇気が 君にはあるはずだから。。
幼子詩「寄り道」
2010-12-23 Thu 06:52
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「寄り道」



ある日 ある時 こんな風景 出会ったよ
いつでも どこでも 見られるような 
だれでも 記憶が あるような
子供の寄り道 安らぎの場所






僕の行き付け 焼きそば店先 
ちいさな二人のお客さん おばさんと会話中
どうやら学校帰り道 小4ぐらいの女の子
店番なんか 放ったらかしで お話夢中


いつものことだと 諦めて
自転車止めて タバコを取り出し 
一服しながら 気づくの待った
僕を見つけて あら まいど 


何しましょ?いつもの焼きソバ イカ焼きですか?
いやいや タバコを吸ったあとでいい 
すると ひとりの女の子 
ぴったり 僕に寄り添った


手には黒い筒ひとつ 中には砂のような物
??? 早速聞いた これ何ぁに?
用心無用で ニコッと笑って
学校で作った お米だよ って


??? とても お米に見えないよ
少し黒くて 砂にしか 見えないけれど
ニッコリ 笑顔を 消したくなくて
質問 疑問 聞いてみた


これは 誰が作ったの? 
私が 学校で 作ったの

すごいね いつから 作ったの?
春に みんなで 田植えをしたの

田んぼは どこに あるのかな?
学校のすぐ傍 歩いて近く

誰と 一緒に 作ったの?
先せ と みんなで 作ったの

作るとき どこが 大変だったの?
田んぼに 植えるとき 足が真っ黒ww

それから それから どうしたの?
田んぼに お水を 入れたんだよ

どこから お水を 入れたの?
小さな 川から 水を引いたの

何が 一番 嬉しかったの?
稲の穂が 見るたび 大きくなったんだよ

何時ごろ お米が 出来上がったの?
先週の月曜に 稲を切って 干したんだ

それも みんなで 力をあわせて?
うん みんなで 一緒に がんばったんだ



すごいね 偉いね 大変だったね
嬉しそうに とびっきりの 笑顔でニコニコ

僕まで 嬉しく ニッコニコ
瞳の輝き さすが純な子供のものだ



すると 急に 僕の後ろを見た
何かな 振り向くと お母さん?


やっぱり お母さん 何してるの?って
声が 半分 怒ってる



歩いてくる ぶすっとした顔 機嫌悪いの?
元気な 我が子が ここに居るのに



なんだか その子は 急にしょぼんと
今までの 元気は どこ行った?



でもね その子は 聞いて欲しくて
お母さんに 話しかけた 今日ね・・って
一生懸命に お話を始めた・・


でも でもね お母さんは 
つまらなそうに 面倒くさそうに 邪魔そうに 
そんなこと どうでもええ って 一言・・
会話を打ち切り 帰るよ と さっさと歩き出した


すると 今まで いきいき元気な女の子
しょんぼり 下 うつむいた


見ていて 可哀想 それはないよ
どれだけ 自分が 気分が悪くても
つまらなくても 疲れていても
一生懸命 話をしている 聞いてあげなくちゃ


ふたりで 帰って 行く姿
見ているのが 辛かった
急に女の子が 振り向いて
僕に バイバイ 手を振った


何だか 涙が 出てきそう
僕も バイバイ 手を振った
今度 会ったら またお話しようね
いっぱい いっぱい 聞いてあげるね



ひとりじゃないよ 

みんな居るよ

 ここに居るよ


子供の 寄り道 帰り道




作品を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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追記 06:45
実は、この詩は実話なんです。
心痛詩「雨に濡れた子供」 2008-05-20 Tue 00:18 を 自分で見直していて
ふと コメント欄を見たら 上に書いてあった状況を書いていた。そんなこともあったなぁ・・と。
もう2年が過ぎて、今は小6年生ぐらいに その女の子はなっているのでしょう・・?
元気に明るく育って欲しいな、と思っています。 
そのお店も今は閉店されてしまっていて、名残だけが残っています。
たった一度、出会っただけの少女だったのだけど、通学路も変わっていないはずなので?
もしかしたら出会うこともあるのかも?
でも、まず覚えていてくれないでしょうね・・。
このお話の写真を探して、こんな感じの少女だったなぁ・・と、発見したとき嬉しくて。

話を聞いて欲しい子供たちはいっぱい居ます。
あなたがその親でなくとも、聞いてあげて欲しいな・・と。
自分が子供のころ、忙しいから後でと、そのままにされた悲しい記憶があるはずだから・・。雫。。

追記11/01/16
植村花菜「トイレの神様」さんの曲を知ったのは、去年の6月ごろ?
教えてくれたのは、娘。
考えれば、仕事の往復にほとんどの時間を取られてしまい、新曲を知る機会はほとんど無い。
初めて聴いて、こんなにも真直ぐな歌詞に、体中の私のいけないものが流れ落ちるような気がした。
だから、復活一番の詩には、この曲をと考えていた。
なのに、間違ってこのひとつ前の詩を投稿してしまった・・・。

今日、詩の一部を変更しました。
この詩で自分が言いたい気持ち、子供たちの心を気づいてあげたい心を、改めて書きたくて。
上村花菜さんの詞に、曲に載せて私の詩も読んで欲しくて・・
子供の心は真直ぐで、信じる気持ちで一杯です、だから、その気持ちを折らないで欲しいと思います。雫。。

この作品で使用している写真は画像素材「写真素材 [フォトライブラリー]」さまからお借りしています。
素敵な写真がいっぱいです、ぜひ訪問しくださいね。


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