悲しい想い出は 忘れなくていいよ。 大切にしまっていたらいい。 前に進む勇気が 君にはあるはずだから。。
生命詩「子すずめ チュン」
2009-02-21 Sat 22:38
Photo by (c)Tomo.Yun
yun_3204_convert_20090221203748.jpg    




「子すずめ チュン」




雀の鳴き声 チュンと 聞こえた




自分の部屋から 下を見た

向いの家の軒下に小さな雀が 見えた

巣から落ちたのだろうか?

足を引きずりながら 小さな羽根を 一生懸命に羽ばたかせていた




でも 子すずめ

飛べるはずもなく

このままでは車に轢かれてしまう



急いで下に 降りた

そっと 掌に包んで 家に入った



背中越しに 聞こえた 雀のさえずり

親雀だったのかもしれない?



二階に戻って 米粒をすりつぶして 水でやわらかくして口に運んだ

きょとんとした表情可愛くて

口まで運ぶと・・

じっと見つめて パクっと 食べた




窓の外 気づくと 雀の鳴き声

見たら 二羽の雀が 物干しの手すりに とまっている


???

きっと 親鳥雀

心配そうに チュンと鳴いた



「大丈夫だよ」と 声かけた


やっぱり 親子だったみたい

チュンチュンと声掛け合った



「大丈夫?」

「うん大丈夫だよ!」と言うように




窓ガラス越しの対面

「元気になったら・・返してあげるからね」と また声かけた。

チュンチュンと・・返事した親鳥達



安心したのか?飛び立って行った・・


子ずずめ 悲しそうに チュンと鳴いた




次の日の朝



雀の鳴き声で目が覚めた

窓の外

カーテンを開けると そこには あの親雀が 二羽

子雀も起きだして返事

チュンチュンと

嬉しそうに そして 淋しそうに 鳴いた




また 対面 ガラス越しだけど

子雀を 親雀に見せてあげた

窓開けると飛べない羽根で飛ぼうとする

無理に飛んで 下まで落ちて また けがをしてしまう



「だから もうすこし がまんだよ」と 声かけた



親鳥 子雀を見て しばらく鳴いていたけれど

大きな鳴きごえあげて また飛びたっていった



残された 子雀・・

悲しい声で しばらく鳴いていた



背中 小さな背中 撫でてあげた


目をつぶった

小さなまあるい目 つぶった

安心して 寝てしまった




守ってあげたいな って 思った



ずっと 子すずめの 傍にいてあげた

お昼ごろ

目を覚まして チュンチュンと鳴いた

ごはんの催促?水も欲しいよ!そう聞こえた


子猫の世話をしたからだろうか?

表情や鳴き声で きっとそうだと思った



また 水とご飯粒をすりつぶしてあげると

これだよ! って そんな風に 水を飲み出した

あまりに急いだので くちばしを突っ込んで くしゃみ


「だいじょうぶ きみの お水とご飯だよ」

そう言うと きょとんと首をかしげ


でも 今度は 静かに飲み 食べだした

心 って 通じるんだな・・と思った



たった一日だけど

引きずっていた足 すこし良くなったみたい

すりつぶしたご飯 すこし食べる量が増えたみたい



「良かったね」そう声かけたら


チュンチュンと

嬉しそうに返事した






そんな毎日が 1週間続いた




ぼくのちいさな六畳の部屋
飛んで
落ちて
飛んで
落ちて
の・・繰り返し・・



でも 
飛べる距離が
飛べる時間が
長くなった




これなら・・きっと 大丈夫

飛べるような気がした。




明日の朝  

そう決めた。。




だからその前夜は

ちいさな虫かごに入れて いっしょに寝た



その夜

親鳥と仲良く三羽 青空に向って飛んで行く

夢を見た・・






朝 やっぱり

窓の外 会いに来た





こんなにも小さな 雀の親子

こんなにも大きな 雀の親子の 







毎朝 そして 毎日 何度も 来た

人間の家の物干しなんて 来るのが怖かったはずなのに

我が子に会いたくて来た

親雀達





窓ガラス 開けた

親雀 窓を開けたのに逃げない


「さぁ 一緒に お帰り」と 声かけた


分かったの?

チュンチュンと 大きく 嬉しそうに鳴いた




子雀・・

さあ と

掌から そっと 物干しに置いた


そして

「行っても良いんだよ」と 声かけた



きょとんとした表情 

ぼくを見た 目をつぶった そして 真ん丸く目を開けた



あれだけ飛び出して行こうと思い

何度もぶつかって 落ちた 

窓ガラスの向こう側に 居ることに気づいたみたい





親雀 子雀の隣に舞い降りた

口ばしすり寄せている




チュンチュンと鳴いた

親子三羽で・・鳴いた




親鳥一羽

物干しに飛んだ



チュンと声かけた

「ここまでおいで・・飛んでおいで」と 言うように



子雀

羽根広げた

羽根羽ばたかせて飛んだ




親鳥の隣まで 飛んだ




すごい!やったね!



子すずめの隣に居て 心配そうにしていたもう一羽も

物干しまで飛んだ



三羽並んだ。。。



そして三羽が

僕に向って鳴いた


チュンチュン って

きっと「ありがとう」と、言ったのだと思う


また親雀の一羽が 電線まで飛んだ

チュンチュンと 鳴いた

「ここまで おいで」と言うように




子ずずめ また羽根を大きく羽ばたかせて 飛んだ



親雀の隣まで 飛んだ

また同じように もう一羽が 隣に並ぶように 飛んだ

チュンチュン と また 聞こえた




そして 今度は 三羽一緒に飛んだ




屋根の上まで 



そして 


仲良く飛んで行った 三羽並んで


もう 見えなくなった・・






「元気に暮らすんだよ」って 声かけた






もう 見えなくなったはずの 親子三羽の





チュンチュンが 聞こえたような 気がした・・





作品を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
いつも応援ありがとうございます。


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この詩に合っている曲を捜したのですが、見つかりません。
そこで、以前から、いつか機会があれば紹介したいと思っていたPVが、これです。
理由は、可愛いんです。
見てもらえれば分ります・・小さくて可愛いところだけが すずめ繋がり?ww
ちなみにこのアニメのお気に入りは石動乃絵ちゃんと 野伏三代吉くんです。知ってる人は知っている
その理由は二人とも純で真直ぐなところ。乃絵ちゃんは+不思議なところがww

2017/003/01追記
MVが消えていたのに、ありました。
だから、詩、復活させました。雫。。


追記

これは実話です。
わたしの小学生の時の。
いまもすずめを見ると、思い出します。
愛情って すごく優しくて強いものだと 教わった気がします。

こんなことがあったからかもしれないのですが?良く堤防に行くのですが、鳥達が寄ってきますww
すずめも、名も知らない小さな鳥達が、そして烏(カラス)までもww
餌と間違われている?ww

仕事からやっと夕方帰ってきました。疲れました、今日は。。
明日はまたも仕事。。でも、昼からなので、すこしだけゆっくり寝れますね。
でも書き出したら止まらないですね、寝食を忘れる?今から食事をします。雫。。

この作品で使用している写真はフリー画像素材「ゆんフリー写真素材集」さまからお借りしています。
素敵な写真がいっぱいです、ぜひ訪問しくださいね。
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