悲しい想い出は 忘れなくていいよ。 大切にしまっていたらいい。 前に進む勇気が 君にはあるはずだから。。
方言詩「母(ふるさと)から届いた手紙」
2008-03-29 Sat 20:29
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「母(ふるさと)から届いた手紙」



どげんね?

そっちさの暮らしに 慣れよったか?

こっちさ 毎朝 暖かな陽射しが 裏山から差し込んでくっとよ

風も いつもんとおり びゅん って 鳴いとっとよ



昨日さ

裏ん家(ち)の ばあちゃんが 

おまえんさんこつ どげんしとるの? って 聞きんしゃった 

「げんきさ ・・・     きっと・・・ ?」

って 言いよったら 

「そら よかばい」 って 言いんしゃった

だけんど 家んちに 戻る背中 さびしげだったさ

おまえんこつ ほんに 孫みたいに 思っていんしゃったから・・



あぁ  おまえんが 可愛いがっとった

庭の ちゃぼは うるさかほどに 毎朝鳴いとっとよ 心配せんで よかよ

じゃが 声がちいそう なってしもたとよ・・ 

おまえんが おらんようになって さびしかいからじゃ なかとね?

そげん気がするとよ・・



そっちさの 水には もう なれたとね? 

お腹 こわしと らんとね?

おまえさ 腸がよわか子じゃったから・・ 正露丸 ちゃんと 部屋にあるっとか?



ちゃんと 御飯ば 食べとうと?

好き嫌いさ おおかったけん しんぱいしとるとよ また 痩せたとじゃ なかとね?

インスタントばっかじゃ いかんとよ 

味噌 すこしだけおくるけん おにぎりにでも ぬったら よかよ 

味噌おにぎり 

おまんさ うまかぁ いうて なんこも 食べよったろうが



玉子焼き 作っとき ちゃんと 油ばひいとっとね?

あわてんぼうじゃけん 

出ていっちゅ時 作ってくれた 真っ黒ん 玉子焼き 涙ん味して 苦かったけんね 

でも うまかったばい ほんなこっつ うまかったばい



仕事は もう なれたとね? 

上さの 人に 仲よう してもろちょるとね?

おまんさ 人付き合い へたじゃけん 

田舎んもんて 言われとるんじゃ なかとね?

けど心配せんで よか いつか おまえんさ やさしかこと わかって くれちゅうはずやから



お金は まだ あるとね? 

遠慮ば いらんとやから 電話でん してきんしゃい・・

遠慮せんでん いってくれたら 書留でおくるんよ 少なかで わるかやけんど



ひとりは さみしく なかとね? 

たまには めぇるでも 送ってきんしゃい・・ ・・返事は 書けんけど・・

でんしのことは よくわからんけん

文字ばちっそうて 読みにくかやけんど 絵文字で 笑っちゅうもんでん よかよ

生きちゅうこと わかったら 安心ばするから



ともだち できたとね? 

仲ええ 人さ いっぱい できたら ええような・・

けんど・・ できたら・・おまえさ もう  戻らんような・・気がして 

さみしか・・



そっちさの 空は 蒼く 澄んどるとね? 

こっちさ 空 

いまんも 泣きそうな 空ん色 しとるばい

なんか おまえさ 泣いとるよな ・・しんぱいしても しょんなか おもちゅうけど・・



あ 余計な事 言うっち って 

おまえさ また 怒りよるかも しれんなぁ・・

けんど

どげん 遠くに行っちょっても おまえんこつ 忘れた事は なかばい

・・

おまえんさ 頑固やし 意地っ張りじゃから 聞かんじゃろがなぁ・・

ほんに そんなとこだけ 親父(おやじ)ん似てさぁ ・・

ほんに・・悲しゅう なるばい



困ったらさぁ 

すぐに 戻りんしゃい 

ええかい

いつでん 待っとるけん









待っちょるけんな・・









待っちょるけんな・・









おまえんさに









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追記
みなさんブログに訪問ありがとうございます。
自分のブログに来ては、訪問してもらっていると安心もし、
また自分のわがままを考えてしまいます。
皆さんのブログも隠密で覗きに行って居ます。
更新されていると元気にしているんだと安心します。

だから、それと同じなんだと・・思いました。
皆さんが、ここに来てくれているのは・・。
その思いに気づいたので、御礼の意味を込めて、ひとつだけ詩を更新します。

方言の詩なのですが、言葉使いに誤りがあると思います。
各地を旅行し、住んだ事があるので、方言が混ざっていると思いますが・・
どうか、ご容赦を。

以前も書きましたように、コメントのお返事は遅くなりますが、
書きますので、お許しください。雫。
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