悲しい想い出は 忘れなくていいよ。 大切にしまっていたらいい。 前に進む勇気が 君にはあるはずだから。。
猫恋詩「ケンが鳴いた」
2008-02-20 Wed 23:48
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猫詩 「ケンが鳴いた」


学校から帰ると玄関に ちょこんと 迎えてくれた
おかえりと言うように 当たり前のように ニャーンと鳴いた

出かけるときも いつも玄関に ちょこんと 座っていた
行ってらっしゃいと言うように  当たり前のように ニャーンと鳴いた

仲がよくて いつも一緒 まるで 兄弟のように 育った
寝るときも起きるときも いつも一緒 ただ お風呂以外は

ご飯のときも いつも隣に ちょこんと 座った
ぼくのおかずを半分あげた ありがとうと言うように ぼくを見上げて ニャーンと鳴いた



ある日の事 いつものように 玄関に居るはずの ケンが居ない
胸騒ぎ 家の回りを探した 近くの公園も 学校も プールも

電話ボックスがあった その近くに行くと 聞こえた ニャーンと
ケンの声 間違いない 声のするほうへ 行った 草の茂みから また声が

ニャーンと 元気なく 弱弱しく ぼくを呼んだ 間違いなく ケンだ
ぼくを見つけた 見上げて 嬉しそうに 悲しそうに 鳴いた



信じられなかった ケンは 動けなかった もう 二度と 車にはねられたの?
家に 病院に でも ケンの 後ろ足は 二度と 動かなくなっていた 半身不随だった

ダンボールが ケンの 家になった 毛が抜けて でも ぼくを見ると 嬉しそうに鳴いた
朝 行ってらっしゃいと 鳴いた 帰ってきたら お帰りと 鳴いた ぼくも 泣いた

玄関でもなく 物干しでもなく 階段でもなく 段ボール箱の中でで ケンは 鳴いた



あるとき 近くの公園から 声が 聞こえた ニヤーンと まさか?ケンが 元気にここに?

ちいさな 子猫だった 捨てられたのだろう ぼくを見て 悲しそうに 鳴いた
堪らなくなって 家につれて帰った ケンが 怒るのかな?と 心配だったけれど

子猫 ケンをみて ファーッと怒って 毛を逆立てた ちいさいくせに 動けないケンを威嚇した
この子猫を 叱ろうとしたら ケンが 怒りもしないで ニヤーンと 優しく鳴いた



大丈夫だよ 怖くないよ ぼくは友達だよ ぼくは動けないから ヨロシクね って 鳴いた
ぼくは 最初 ケンが 怒るのではと 思っていた でも 違った
泣いた ケンが 優しすぎて 悲しくて 泣いた けんは 本当にいい猫だ って

それから 1ヵ月後・・

夕食の時 びっくりした ぼくの ぼくの ケンが ダンボール箱から 這い出してきた
ケン 元気になったの! ぼくの ひざに ちょこんと すわって まぁるくなった

うれしくて うれしくて 泣いた ケンも 鳴いた ニヤーンと嬉しそうに鳴いた
よかったね 元気になったの ぼくが泣くと けんも 鳴いた ニヤーンとj悲しそうに鳴いた

ダンボール箱に 返してあげた 
静かに 返してあげた 
ケンが いやだよ って
言っているように ニヤーンと鳴いた

また 明日 そう 声をかけた 
ケンは また すこし 寂しそうに ニヤーンと鳴いた










次の日 朝 ケンは 冷たくなっていた







ケンは 自分の 最後がわかったのだ 
だから ぼくの ところに きたんだ

最後の力を 振り絞って 
いっしょに 居たかったのだね

ケン 分からずに ごめんね 



でも ケンは 最後の最後 ぼくに  サヨナラ してくれたんだね
猫でさえも これだけの愛情で 生きて くれた

ケン いつまでも ぼくは わすれないよ 
ニヤーン と 鳴く 声 
ケンの優しさ 



最後の力を振り絞って ぼくのひざに来て お別れをしてくれたこと

いまも ケンは ぼくの こころになかに ずっと 生きているよ

いつまでも ケンは ぼくの こころのなかで 生き続けて いるよ



作品を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
いつも応援ありがとうございます。


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追記
これは 実話です わたしとケンとの実話です。
トラ猫だったケン 黒と白で でも かおは こんなふうに とっても優しそうだった 
書くのを迷った。でも、ケンのためにも書いてあげたかった。ケンきっと見ているだろうな。

追記2017/01/14
脳梗塞になって、絶望的な1週間を過ごし、そして朝を迎えたとき、奇跡的に回復していた。
今までも、何度も人生の危機があった、今回も・・・
今までも、不思議なことに、問題が霧のように消えて無くなった。

今回もそうだった,看護師さんが驚いて先生を呼びに行った。
先生も、本当にこれだけ回復するのは。ほとんどないと。
点滴24時間のうち、1本がはずされた。また今までと同じように・・・
ケンと玉に助けられたのではと、思っています。雫。。

この作品で使用している写真はフリー画像素材「EyesPic」さまからお借りしています。
素敵な写真がいっぱいです、ぜひ訪問してくださいね。 雫
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