悲しい想い出は 忘れなくていいよ。 大切にしまっていたらいい。 前に進む勇気が 君にはあるはずだから。。
生命詩「声」
2008-01-13 Sun 20:40

eyes0198.jpg


「声」


ぼく は 蟻

王様のように歩く
お花の道の真ん中を 
さっそうと黒いマントを着て歩く

歓声がする
風が囃し立てる
お花が微笑む

「かっこいいね」 って

でも
聞こえた
誰かが
ぼくの事を

「裸の大将だね」って

「なんで?」って 

声も聞こえた

誰かが答えた

「それはね
あの蟻が賢い虫なら
花の陰をこっそり歩くよ
わざわざ
鳥のえさになるように道の真ん中を
歩いてるんだから
可笑しいよ」

って

それを聞いて
悔しかった
なんだか 腹が立って 
怒りながら歩いた
ぼく は 王様だぞ

誰かの声 聞こえたから って
花の陰を歩くなんて できないや

もっと 大きく手を振った
もっと もっと
道のど真ん中 さっそうと 歩いた

でも すこし気になった

そうだ
あの花の所まで行ったら
一休みするふりして
そこで考えよう

ここで花の陰に隠れたら 
王様じゃなくなるから

うん


ひとりで納得した



その時

黒い影  空から
鋭いくちばしで 
ひとくち

ぼく
消えちゃった


聞こえた時
素直に聞いていればよかった


誰かの声
自分のためへの声



いつも応援ありがとうございます。


にほんブログ村

この作品で使用している写真はフリー画像素材「EyesPic」さまからお借りしています。
素敵な写真がいっぱいです、ぜひ訪問しくださいね。 雫

関連記事
別窓 | 生命詩 | コメント:8 | トラックバック:0 | top↑
| 雫にサヨナラ |
http://002.hitgraph.jp/i.asp?139543-2 http://002.hitgraph.jp/o.asp?139543-3