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悲しい想い出は 忘れなくていいよ。 大切にしまっていたらいい。 前に進む勇気が 君にはあるはずだから。。
過去詩 1 生命詩「死んではいけません」 更新は3番目の作品からです。
2037-01-04 Sun 18:02
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「死んではいけません」




授けられた命
見守り育てられた命
涙と哀しみと絶望の淵にあっても守られた命
何物にも代えられない掛け替えのない命
自ら捨て去ってはいけないのです


命は自分ひとりだけの命ではありません
どうか
どうか
生き続けてください



何故自分は生まれてきたのか
その意味を見つけるまで 
歩み続けてください


もし同じように苦しんでいる人を見つけたら
共に助け合ってください
悲しみを知ってあげられるのは
苦しみを知っているあなただけなのだから


その時初めて
人を守る意味を知るのかもしれない
守り続けられた自分が
人を助けることができることを



人は一人ではありません
その苦しみの意味は人それぞれ違います
心の痛み病の痛み人からの中傷と暴言・・
どうしても乗り越えられない壁への絶望・・
数え切れないありとあらゆる苦しみは
人を絶望へと追いこむ



それでも尚 
諦めてはいけないのです
自分を守り
いつか愛する人を守るためにも
その試練を乗り越えなくてはなりません




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どうか
生きてください
ちっぽけな体と心を持った自分を
守れるのは
自分だけではないですか


ちっぽけだと自分を知ることです
ちっぽけだからこそ
自分を守ってあげなくてはいけないのです


自分を信じて
自分を守れる優しい人になってください
自分の悩みを知り
哀しみの心の言葉の本当の真実を知っているのは
自分自身なのだから・・


もしも学校がそんな場所ならば
行かなくてもいいんです
嵐のとき小船が島影に身を寄せるように
自分をその島影に守ってあげなくてはいけません


逃げるのではありません
長い長いこれからの道のり
わずかの時間 木々で羽を休める小鳥のように
本能と知恵と休む勇気を
小鳥のように 自分を導けばいいのだから


限りない青空は 
きっと その未来に見えるでしょう
嵐を乗り切った小船や小鳥のように
生きていく希望と遥かなる未来を
その瞳で見ることができるのです
心と体いっぱいに受け止めることができるのです



授けられた命
見守り育てられた命
涙と哀しみと絶望の淵にあっても守られた命
何物にも代えられない掛け替えのない命
自ら捨て去ってはいけないのです


どうか守ってください
自分を
自分自身の勇気と優しさで・・


死んではいけません




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作品を最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
いつも応援ありがとうございます。

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追記2017/01/04
この詩は2012/08/28に投稿した詩です。
2017年01/01ブログを再開するに当たり、 
初めての方は勿論、以前に読まれた方にももう一度・・・
読んで頂きたいと、時系列的には間違いかもしれませんが
過去詩 再掲と表示
ぜひ、読んで頂く機会を増やすために、先頭に載せました、ご理解ください。雫。。

追記 2017/01/05/09:10
皆様に勘違いさせてしまったようです。
本当に申し訳ありません。

この詩の投稿日を2018年01月にしたのは・・・
途中で新作や案内を書いても、この詩が来年2018年01月になっているので
来年1月までは、一番最初に表示されるようにしたかったからです。

その為この一年間は、何度も来て頂いた方は、一度読んだからもういいよ、と思っても
いやでも目にしてしまうことになります・・・本当に申し訳ありません。

この1年間はこのブログに来た人は最初にこの詩を目にするようにしたかったのです。、
それは、もしも困ったり悩んだり絶望に陥って、
心が一行の詩でも言葉でも必要としている方が訪問されたとき、最初に読んで頂くために。

お前はそんなに凄いのか?偉いのか?傲慢だ、と言われればそれまでですが・・
私が経験したように、たった一言が人を絶望から救うことがあるのです。
今度は、この詩が、その一文字、一言になるかもしれないのなら
私がそうであったように、手助けが出来る人が居るかもしれないという希望に架けたのです。

批判は甘んじて受けます・・・
どうかご理解して頂きたく、この追記、案内としました。雫。。

追記 2012/08/28
自殺する子供たち・・
許せない事件、日本のあらゆるところで・・
これは犯罪です。
醜く卑怯な者達による、集団で殺された殺人事件です。
いじめなどと言う、軽い言葉で書くことなんてできない。

これ以上は書きたくない。

どうか、これ以上、哀しみを増やさないで下さいと、願うだけです。 雫。。

この作品で使用している写真は
フリー画像素材「EyesPic」さまから お借りしています。
素敵な写真がいっぱいです、 ぜひ訪問してくださいね。 雫

追記2017/01/07
写真を2枚追加しました。
この写真は私のお気に入りで、いつか使おうと大切にしまっていました。
今回、どうしても力を貸して欲しくて使用しました。
この写真に似合った詩が出来たときは、重複して使用したいと思っています。
その写真は画像素材 「写真素材 フォトライブラリー」さまからお借りしています。
敵な写真がいっぱいです、ぜひ訪問してくださいね。雫
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過去詩 2 生命詩「花と人」 更新は3番目の作品からです。
2036-03-17 Mon 00:00

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「花と人」




花は ひとりで 咲いている



森の日陰で 咲く花も

子供の通う 道端にも

老夫婦 仲良く手をとり 歩く道にも

車 行き交う 道路横にも

山の 斜面に ひっそりと ひとりぼっちで 咲く花も



みんな 綺麗と 言われたい

みんな 可憐と 言われたい



けれども ひっそり しぼむ花

誰にも 見られず 枯れる花

こんな所と 言えないで

泣き言 なんか 言わないで

悲しい 言葉も 言えなくて




それでも 綺麗に 可憐に 咲いている




名も無き花も 高価な花も 

花に変わりは ないんだよ

一生懸命 綺麗に咲いて 自分の命を 終えるんだ




人も 同じで 赤子で生まれ

人生 華やか 過ごす人

道端 ばかりと 泣く人も

最初は だれも みな同じ

赤子で 生まれた はずなんだ



人は 歩いて 行けるけど

花は 歩いて 行けないよ



人は 躓き 倒れても

何度でも 立ち上がって 歩めるよ



花は 躓き 倒れる足もない

自由に 選べる 道もない




どちらが 幸せ 不幸せ


育ててくれる 父もない 甘えたくても 母もない


それでも 花は可憐に咲いて 人を労わる 心を持つよ





自由に 選べる 道がある 人ならばこそ 人になれ





身勝手ばかり 言うような

人を 押しのけ 喜ぶような

人を いじめて あざけるような




そんな 人には なりたくないと・・

花は

言って いるよな 気がするよ・・




花は ひっそり 咲いて 散る

誰にも 知られず 咲いて 散る

綺麗な 心のままで 咲いて 散る・・





作品を最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
いつも応援ありがとうございます。

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2018/06025追記
とてもいい歌なのですが、上の動画では見れなくなっていました。
その為、今、探してきました。

カノン - 明日への鼓動

画面上の、▶ボタンを押してもらえれば、聴けるようになります。

2017/03/13と15と16追記
2008/06/04に投稿した詩です。
詩を一部書き直し、MVを初めて一緒に。

伝えたいのは・・いじめをしている人に

人として、恥じない生き方をして欲しい。
弱い人を、自分のはけ口として、暴力、暴言、排他、無視、
同じことを自分がされて、それは嬉しいことでしょうか?

人は間違いをします
それに気付くのも人です

今がその時です、
自らを改める・・チャンスは多くはありません。
気付き、直したいと思う時、それが今なら、

自らが自分と戦う時です。

人は間違いをします、
しかし、
それを直すことが出来るのが、人の強さだと思うのです。

いじめられている人を,、応援した詩が、生命誌「死んではいけません」なら
いじめている人が、その行いを間違いだと気付き、改める人を、応援する詩が、
生命誌「花と人」です。

過ちては改むるに憚ること勿れ
あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ

どうか、私の心を真っ直ぐに見つめ、真心で受け止めてください。
あなたを信じています。雫。。

この作品で使用している写真は無料写真素材「フォトココ」さまからお借りしています。
素敵な写真がいっぱいです、ぜひ訪問してくださいね。 雫

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心痛詩「初めて届いた手紙」
2018-08-15 Wed 00:00
Photo by (c)Tomo.Yun
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「初めて届いた手紙」 




軍需工場 初めての恋 ただそっと見詰めるだけ
重なった瞳 勇気を出して 見詰め返した
始まった恋 言葉を交わし 幸せな日々


赤紙一枚 御国のために 引き裂かれた愛
愛する人 笑顔で言った 行ってくる
心配しないで きみの元へ 必ず帰ると

抱きしめる 手が震えていた 温もりが優しくて
歓喜の声に かき消された 絶望の悲鳴
見送りの駅 人目を偲ぶ 優しい瞳に涙




目の前に 敬礼の姿りりしく 触れること叶わず
敬礼ひとつ 抱きしめてもらうこと 無常の願い
狂おしい思い 互いに告げることもできず 出立の時は迫る

無常の汽笛 万歳三唱 蒸気の湯気が姿を隠す
動き出す車両 歩みだす一歩 また一歩
プラットホーム 駆け下りて 汽車を追いかけた

一言 せめて 一言 その願い 通じた
我が名を呼ぶ 愛する人の声 確かに聞こえた
しゃがみ込む 線路の石は 涙を吸いこんだ・・




長い年月 春夏秋冬 戦局悪化の知らせ
後少し もう少し 待つ終戦の願い
夏の朝 玉音放送 涙と共に希望を抱く

もうすぐ 帰ってくる あの人が
見送った駅 迎えに行く日々 希望の日々
薄化粧 綺麗だよと 言って欲しくて・・

駅で渡された・・手紙 一通 
ざわめく心 胸騒ぎ 否定の心繰り返しながら 
初めて届いた 手紙 哀しい知らせ・・




作品を最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
いつも応援ありがとうございます。

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2018/08/14追記
本日は3ヶ月ぶりに病院に行き、経過などを診てもらいました。
今現在、問題がないという事で、通院措置になりました。
ただ、その間の薬は2種類、他で脳梗塞の薬と合わせて4種類を。
毎食後に飲むことになりました。

4月の喀血、入院に比べれば、安心して毎日を過ごせています。
ただ、昨年の腰痛が治らず、
初めてコルセットを嵌めましたが良くなりません。
その為、あわないようなので外しています。

つい5年前までは、薬も病院も何もかもが、無縁だったはずなのに。
ある意味、全く安心しすぎて、それがこの結果なのかと、反省も。
ただ、今すぐ不安も無く過ごせていますので、ご安心ください。

皆さまには、本当に色々とご心配をおかけして、誠に申し訳ありません。
現在状況を、勝手ながらご報告させていただきました。雫。。


2018/07/16追記
この詩は2013/08/15投稿されたものです。

早いものです、最初に投稿した日から、丁度5年が経ちました。
人にとって不幸なのは、自由がないという事、夢と希望もないという事。
今、私たちは、自由も、夢も希望も持てる世の中に住んで居ます。
わずか73年前の事です。雫。。


2013/08/15追記
私の反戦詩です。
何もかもが制約されていた日々
自由も希望も未来も何もかもが・・
人を愛する事さえも夢も奪った時代が
やっと悲しい現実を残しながら終わった日です。
わずか68年前の、この日。

この作品で使用している写真はフリー画像素材「ゆんフリー写真素材集」さまからお借りしています。
素敵な写真がいっぱいです、ぜひ訪問しくださいね
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純愛詩「夏休なんて大嫌い」
2018-08-08 Wed 00:00
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「夏休なんて大嫌い」




夏休み 
みんな楽しみって 言うけれど 
でもね私は 大嫌い 
だって 
学校お休みで 君に逢えないから
どこに住んでいるのか 何をしているのか 何も知らない 


ひとり 
定期券 ポッケに 家を出るんだ
逢えるはずの無い 君の影を捜しに
ガタンゴトン 
レールは 不安な心  知ってるように響く
揺れる車窓 茶色の校舎 行っても切ないだけなのに



駅はいつもと同じ 
斜めになったホーム 曲がったレール
何もかも同じなのに 
誰も居ない 君が居ない 私だけ ポツン
涙が出そう 
来なけりゃ良かった 後悔ばかり 背中が淋しい
座り込んだベンチ 
何本もの電車 入っては出て行く 私だけを残して


暑い日ざし 
指を包んだ 悲しそうなセミの声 耳に届いた
やっぱり行こう 学校 
逢えない君に 一歩でも近づきたいから
暗い階段 地下通路 
切れた蛍光灯 靴音ひとつ響いたよ
改札出たら 日差しが眩しい 
遠い道  長い時間が少し優しい


緑の街路樹 
蔭が優しい ひとりぽっちだから 気づいたよ
急な坂道 
見上げるたびに いつもドキドキ同じだね 君を捜してる
似ている 背中見るたびに
今日はラッキー! でも やっぱ アンラッキー!
嬉しくて 恥ずかしくて 
怖くて 心臓止まりそう でも今日は望みないよね 
 

坂道辛くても 
もしかしてって 思ってた ありえない奇跡 望んでた
やっぱ 無理ジャン 
子供みたいな夢 今も胸に 甘いんだよ って どこかで 
見えたのは 閉ざされた門 
私を拒んでる 来ちゃいけなかったんだ
涙が流れる 
ポロポロ どうしようもないぐらい 惨めな自分が見えるよ


でもね 
やっぱ 恋は盲目 あり得ない 奇跡を望んでる
乙女心 
駄目だよ 甘過ぎるよ 否定する心 さらに 否定する
青空見上げた 
ありがとう 晴れてくれて 雨 ずぶ濡れなら惨め
もう少ししたら 帰ろう 
何だか 吹っ切れた ユーターン 胸張って






不思議だね 
諦めかけたら 夢が飛び込んできた 嘘 まさか 奇跡が
白いシャツ 日焼けした顔 こぼれる 白い歯 
なんで 君が ここに
倒れそうになりながらも 見詰めた 
なんで 君も 私を 見詰めるの?
救急車 119番通報 心臓発作 転倒寸前 真っ赤な顔 心臓バクバク


互いに言った 
「なんで きみが ここに」 二人の言葉 ハーモニー 
何だか ここに 来たくて 来てしまった って 君が 言うから 
私も 同じ 
誰かに 会えるような気がして って 言ってしまった
偶然だね 
何かに引き寄せられたみたい って 嬉しい言葉 君が


うん って 言って 笑ったら
君も にこっと 白い歯見せてくれた
でも 名前も知らない 
何話そう そしたら 私の名前 呼んでくれた
え?なんで?知ってるの?
嬉しい不思議 ほんとに倒れて しまいそう
前から きみのこと 知ってる 
1年B組だよね 美術部だよね って


信じらんない 
何も知らないのが私で 君が知ってるなんて 不公平
でも 嬉しくて 涙でそう 
夢じゃない? ホッペ つねろうとして 止めた
ほんとに夢で 覚めたら 後悔するから 
どんな顔しているの?今の私
ねぇ かき氷 一緒に食べない?
君 誘ってくれた もち OKに決まってんじゃん


おしとやかに 座った 
君の隣 特等席 天にも舞い上がる 天女の心
何にする?考えた 
イチゴ大好き でもね 唇赤くなって おばQになったら困る
思考回路 ほとんど 停止状態 
店のおばさん あら 今日は特に 暑いね って
今日は 私の おごりだって 
ミルク金時宇治茶デラックスを ふたつ ハイ って


ありがとうございます って 言ったら 
また ふたりのハーモニー 揃って おばさん お似合いだねって
冷やかすもんだから 
恥ずかしくて嬉しくて 今日はデート? まさか 駆け落ちじゃないよね とか
でも 良かった 
笑っていたら ほぐれて打ち解けて 今初めて 校門で会ったと 正直に言えた
あんた達 きっと 上手くいくよ 
だって ほら 赤い糸が 指で繋がって 見えているよ って


えっ 互いの指先見詰め 
そんな嬉しい事言ったら ほんとに 泣きそうになった
見上げたら
空の雲が ハートに見えたよ
おばさんに ありがとう って 何度も言った
並んで歩いた 
急な坂道 君の袖掴んで 甘えた
こうなったら 夏休みの間 
ずっと くっついてやるんだ 絶対 離れないからと 決めたんだ
夏休み だ~い 好き!!!



作品を最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
いつも応援ありがとうございます。

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2018/08/06追記
この詩は可哀想な詩で、やっと投稿できました。

書いたのは、実は昨年2017/03/09でした。
夏に投稿しようと思っていたら、腰痛で夏休み前にブログを閉鎖。

今年も、夏にと思っていたら、また同じように写真と動画が見つからない。
焦っているうちに、もう夏休みに入ってしまった。

写真、何枚も貼ってはやり直して、やっとこれだと。
一部、詩も書き直して、これでいけると思いました。

あとは動画だけ、色々検索して、片思いで検索すると、イメージに合う曲が見事にヒット。
やっと揃いました、詩も喜んでいると思います。
みなさんも素敵な、夏休みをお過ごしください。雫。。

この作品で使用している写真は画像素材
写真素材 フォトライブラリー」さまからお借りしています。
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童話「ともだち」
2018-08-01 Wed 00:00
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図書室へ行った。  
小さな茶色の本があった。
題名があった 「雫詩」 って。

その中のひとつに目がとまった。




「ともだち」




ちゅん、雀が、泣いた
大きな樹が、その鳴き声を聞いていた 。


「どうしたの?すずめさん?」
「あ、ぼくのこと? ・・・なんでも ないよ」

「そう、なんでも なかったらいいんだけれど」
「うん 、大丈夫だよ・・」


大きな樹は考えました
すずめが、足か翼を痛めているのでは?と、考えたからです 。


ちいさな動物は、自分の弱みを言いません。
嘘ではなく、生きるための知恵だからです。


樹はこの森にずっと生きてきて、力つきて、命を失くしていく者たちを見てきました。
だから、声をかけたのです 。


「よかったら、ぼくの幹の肩に乗らない?」
「うん、乗りたいんだけど・・足と翼、傷めたんだ。」


「やっぱり、そうかなって、思ったんだ。」
「え、分かってたの。」


「うん、その声悲しそうだったから、ね。」
「ばれちゃってたんだ、嘘、ついてごめんね。」


「ううん、いいんだよ、生きていくための、嘘なんだろ? しかたないよ。」
「ありがとう、声かけてくれて。」


「いいことある、ぼくの樹の幹の下に、ちいさな穴があるんだ、そこで暮らす?」
「え、ほんと?どこ、どこなの?」


「ほら、その、大きな石の横だよ。」
「あ、ほんどだ、ある。ぼくの大きさに、ちょうどいいや。」


「うん、そこで暮らしたらいいよ。 ずっといつまでも、いいよ。」
「ありがとう。」


すずめは、傷めた足を、すこし引きずりながら・・ 
樹の幹の下にある、小さな穴に入りました。


「どう?」
「うん、ぴったりだよ、温かいね。」


「アハハ、うん、ぼくもひとりだから、きみの温かさが嬉しいよ。」
「そうなの?こんなちっぽけな、ぼくの体でも?」


「そうだよ、きみは小さいけれど、とても温かい心を、持っているから。」
「うん、嬉しい、あ、虫がいるよ。この虫は、樹を食べる虫だよ。」


「え、そうなの 、怖いよ 困った。」
「心配ないよ、ぼくが追い払ってあげるよ。」


「お願い、助けてくれる?」
「うん任せてね、ぼくに 『はい虫さん 、外へ出るんだよ、いい?』」


虫は、今からこの樹を食べようとしていたのに、
すずめが来たので、慌ててみんな逃げて行きました 。


「アハハ、みんなどこかへ行っちゃったよ。」
「ほんと、助かった。きみは、命の恩人だね。」


「ううん、樹さんこそ。ぼくの命の恩人だよ。」
「これからも助けてね、ぼくもきみを温めるからね。」


「うん、一緒だよ、いつもね。」
「うん、いっしょだね。これからは、ふたり、一緒だね。」



寒い冬、今は二月、傷ついたすずめが生きていくには、
大変な季節でした 。


傷ついた足、飛べない翼では、食べるものも見つける事が、 出来ません。
だんだん、だんだん、やせ細っていきました 。


「?すずめさん、どうしたの?」
「うん、少しだけ、眠たいんだ」


「うん? 声、元気がないよ?」
「わかる? もしかしたら、ぼく死んじゃうかも、しれない・・」


「そんなことないよ、大丈夫だよ。」
「ね、樹さん、ずっといっしょに住んでいるけれど、名前は?」


「ぼく? ぼくはね、桜 って、いうんだよ。」
「桜 って、春になると咲く、綺麗な花の名前だね。」


「そう、知ってたの?」
「うん、お父さんに教えてもらった、とっても綺麗だよ って。」



「春になって、もっと温かくなったら、すずめさんにに見せてあげるね。」
「うん、でも、もう、春まで、生きていないかもしれない」


「だめだよぼくの綺麗な桜を見てほしいよ、すずめさんに。」
「うん、でも、もう眠たいんだ。ずっとごはんも食べてないし。」



「みんなに、声をかけるよ。すずめさんのごはんを持ってきて って。」



桜の樹は、みんなに声をかけました 。
森の仲間が、桜の樹に寄って来ました。


同じすずめたちも来ました、そしてそっと桜の樹の幹の穴に、
ごはんを届けました。
すずめは少しずつ、元気になっていきました 。




でも、
寒い寒い冬、元気をなくして、起きることも、出来なくなりました。



「桜さん、ぼくね、長く生きられないと思うんだ。」
「なんで?すずめさん?」


「だって、足と、翼が、動かないんだよ」
「うん、大変だね、でもね、自分で動かしていれば、治るかも知れないよ。」


「でも、だめだと思う。」 
「やりもしないで、駄目だなんて・・」


弱虫だよ、と、言いかけてやめました 。


小さなすずめ、短い命。
桜の樹は、もう何十年も生きてきたから・・




桜は、思い出しました ・・




一生に一度だけ、神様にお願いをして、奇跡おこす事が出来ること。
でも・・自分の大切な夢や宝物を、消されてしまう、悲しい掟があることも・・


「ねぇ、もし、ぼくがきみに、奇跡を見せること出来たら、考えを直してくれる?」
「奇跡?って」


「花が咲くのは、いつ?」
「えぇ っと、春だよね。」


「うん、今、季節はなに?」
「いま?今は冬だよ、春はまだずっと先だよ。」



「じゃぼくが、冬の今、桜の花を咲かせること出来たら、生きること、空飛ぶこと、もう一度頑張ってみる?」
「アハ、無理だよ、今は冬だよ。」


「うん、もしも、桜の花が咲いたら・・」
「うん、頑張ってみるよ、奇跡を信じて。」


「じゃ、ぼくの、穴から出てきてくれる?」


すずめは、穴から足を引きずりながら出てきました。
寒い冬、 それも夜でした 。
凍えそうな、 寒さでした。


「じゃ見ていてね、すずめさん。」


桜は、空の神様向かって、祈りました。



お願いです、ぼくの大切な、小さなともだちの、体を治すために、 命を救うために・・
冬の今、奇跡をおこす力を与えてください。


奇跡を見たら、きっと、足も、翼も、自分の力で治すこと出来ます ・・
ぼくの、夢や宝物が、消えてししまってもいいから ・・・



ふっと、桜にだけ、聞こえてきました 。



「本当に良いのか?桜の夢、春が来ても、もう二度と桜を咲かすことが、出来なくなってもか?」



桜は考えました、自分が生きている一番大切な夢、宝物は・・ 
春になると桜の花を、咲かすことだからです。


みんなから、綺麗だね って、言ってもらえる ・・
桜の樹の、たったひとつの夢が、桜の花を、満開に咲かせることだから・・



静かに、言いました ・・


「はい、もし、これから一生、桜の花咲かせること、 出来なくなってもかまいません。

どうか、ともだちに、奇跡があることを教えたい。 自分の力を信じて、生きていて欲しいから・・」




「その願い、聞きとどけたり。

ゆめゆめ、忘れるではないぞ・・ 

二度と桜の花咲かすこと、出来なくなることも、忘れるでないぞ。」



桜悲しかった 、もう二度と花を咲かせることが、出来なくなる・・


でも願いを聞いてもらえる、そのことも嬉しくて ・・

樹を震わせながら、泣いた 。



何も知らないすずめは、急に桜の樹が泣いたので、びっくりした 。



「ねぇ、どうしたの?桜さん」。
「ううん、なんでもないよ。」



と、だけ言ったまま、また泣いていました・・
そして、泣くだけ泣いたら ・・


空に向かって 

「神様!」

と叫びました



そしてまた

「願い叶えたまえ!」

と叫びました



・・・すると・・・



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